コケ・藻・カビ、これらは共通して日当たりの悪い場所に生えると言われています。しかし、全ての面に生えている外壁も存在します。
実はコケや藻は、太陽光が嫌いでない種類のものもたくさんあり、それらが日当たりの良い外壁の所で繁殖してしまうのです。日当たりが悪い場所で育つものとは種類が違うことを覚えておいてください。
コケ・藻・カビを厳密に見分けるのは難しいのが現実で、「コケだと思ったら、藻だった」「藻だと思ったら、カビだった」ということもあります。
《コケの特徴》
ある程度の築年数が経過したスレート屋根に付き物と言っていいくらい発生率が高く、外壁に生える事は少ないが、日当たりの悪い地面や水切れの悪い基礎部分に生えている事がよくあります。
コケは、日光を好むものから好まないまで多数の種類があり、日の当たり方によって繁殖するコケが違います。
日本では縁起がいい植物であり、お部屋や敷地で育ててる人もいますが屋根や外壁に勝手に繁殖されるのは迷惑そのものでしかないです。
《藻の特徴》
一見、カビのように見えるが、実は藻というケースが多い。
道端のガードレールの緑色の汚れはカビやコケでなく、藻であることがほとんどです。建物の外壁に発生することも多く、サイディングやモルタル外壁、コンクリートの部分でよく見られます。乾きが悪いベランダやバルコニーの床や排水路にも発生します。
最初は薄っすらと生えており、藻が透けていて外壁がよく見えます。ある程度、生育してくると藻の密度も高くなってき、緑色が濃くなってくるのが特徴です。
《カビの特徴》
カビは菌類で、日光は全く必要としないが明るい場所でも繁殖します。
水分が染み込み長く滞留する部分、木材や軒天の部分によく発生します。
枯れたコケや藻に生えることもあり、黒や灰色の部分はカビであることが多いです。
雨漏りしている屋根の小屋裏で見られるのはほぼカビです。
コケ・藻・カビの正しい除去方法