棟板金の釘浮きの原因と補修方法
棟板金の釘浮きの原因と補修方法
棟板金の釘浮きの原因
屋根の頂上にある、棟板金(むねばんきん)を固定する釘の事ですが、この釘はどのご自宅でも築7~8年経つと少しずつ抜けてきてしまいます。
(ご自宅の立地条件によって差はあります)
本当に抜けているかどうかは地上からはほとんど見えません。
判断するには、業者でもはしごや高所カメラを使ってしっかり確認する必要があります。
板金は金属の為、太陽の熱で温められると膨張し、夜涼しくなると縮む性質を持っています(金属の熱膨張)。それを何年も繰り返すことで少しずつ釘が押し出され、釘が浮き・後には抜けてしまうのです。
普段なかなか目につかない場所ですが、実は非常に大事な部材で釘が浮いた隙間を放置すると、浮いた釘の隙間から雨水が侵入し、棟板金の中にある貫板(ぬきいた)が傷み、雨漏りの原因となります。
《まとめ》
屋根は常に太陽光や雨水等にさらされている状態で、棟板金は金属で熱膨張(太陽の熱で温められると膨張し、夜涼しくなると縮む性質を持っています)する性質の為、築7~8年経つと少しずつ浮き、後には抜けてしまいます。
釘浮き・抜けを放置すると、棟板金が破損・変形する原因となり雨水がその隙間から中に侵入します。
なぜなら、釘がゆるんで板金をしっかり固定できていない状態だからです。
強い風が吹いたときにはバタバタと動いたり、その影響で一部が歪んでしまったりすることがあります。
強風・台風がきた際には、業者への点検をお願いする事をオススメします。
強風被害は高い所の方がうけやすいので、二階の屋根には無理に登らずに心配の際にはお気軽にご連絡ください。
弊社は無料で点検しますので、ご安心ください。
ご自宅を建てられた業者さんが安心なら、そちらに是非連絡してみてください。
何も被害ない事が一番ですが、自己判断で放置する事だけはやめてください。
打ち込んだ後のコーキングが大事!!!
今抜けてきている釘をしっかりと打ち込みます。
完全に抜けてしまっている場合、または劣化し錆が酷い時は新しい釘を打ち込みます。
打ち込んだ釘が再び浮いてこないよう、上からコーキングを打ちしっかりと固定してあげます。
このコーキングのひと手間があるかないかで今後の浮き方が変わってきます。